
「もう、全部抜いてしまいたいんです」
入れ歯の相談に来られた方から、この言葉や「歯を全部抜いて入れ歯にしたい」というご希望を伺うことは珍しくありません。ぐらつく歯。何度治してもぶり返す痛み。外れては付け直すブリッジ。一本ずつ向き合うことに疲れて、「いっそ全部なくなれば楽になれる」と考えるのは、少しもおかしなことではないと私たちは思っています。
ただ、抜いた歯は戻りません。そして、総入れ歯にしてから「こんなはずじゃなかった」と相談に来られる方がいるのも事実です。
この記事では、大阪・住吉区のまつうら歯科・こども歯科 入れ歯専門外来が、総入れ歯で後悔が生まれやすい場面と、抜く前に確かめておきたいことをまとめました。総入れ歯を否定するための記事ではありません。決めるのはあなた自身です。その判断材料を、できるだけ正直にお渡ししたいと思います。総入れ歯の種類や費用の基本については、総入れ歯とは?種類・費用・保険の違いで詳しくまとめています。
この記事でわかること
- 総入れ歯で後悔が生まれやすい6つの場面
- 「残すか、抜くか」を一本ずつ判断する考え方と、抜いた方が安定するケース
- 即時義歯と1dayデンチャーの違い、歯がない期間への備え方
- 「全部抜いてほしい」とご相談に来られた40代女性の症例と費用・リスク
- 全部抜く前に確かめたい7つのチェックリスト
「全部抜いて総入れ歯にしたい」と思うのは、自然なことです
歯周病が進んで何本もの歯が揺れている。虫歯の治療をしても、数年でまた別の歯がだめになる。そのたびに通院し、費用もかかる。そんな状態が続けば、「この繰り返しを終わらせたい」と思うのは当然です。
実際、残っている歯の状態によっては、総入れ歯がいちばん理にかなった選択になることもあります。問題は「総入れ歯かどうか」より、「知らないまま決めてしまうこと」にあります。診察室で後悔の話を伺うと、その多くは「抜く前に知っていれば」という内容です。
総入れ歯で後悔しやすい6つの場面
1. 噛む力が、思っていたより弱かった
自分の歯は、根のまわりの「歯根膜」というクッションを介して、あごの骨にしっかり支えられています。一方、総入れ歯は歯ぐきの上に乗っているだけです。噛んだ力は、やわらかい歯ぐきが受け止めることになります。
そのため、おもち、たこ、厚めのお肉のように「硬い」「粘る」「噛み切る」食べ物は苦手になりやすいのが実際のところです。前歯でかぶりつく動きも、入れ歯が浮きやすくなります。「ぐらぐらでも、自分の歯は意外と噛めていた」と、抜いた後に気づく方もいらっしゃいます。入れ歯でしっかり噛むための工夫は、噛める入れ歯を作るためにでご紹介しています。
2. 下の総入れ歯が、どうしても落ち着かない
上の総入れ歯は、上あご全体に吸いつくように安定します。ところが下あごは、真ん中に舌があり、入れ歯が乗る面積も狭いU字型です。話すたび、食べるたびに舌や頬の筋肉が動き、入れ歯を持ち上げてしまいます。
「上は問題ないのに、下だけどうしても浮く」。これは総入れ歯の相談でもっとも多い悩みのひとつです。下の歯をすべて抜くかどうかは、特に慎重に考えたいところです。なお、日本補綴歯科学会のガイドラインでは、下あごの骨が大きくやせて従来の総入れ歯に満足が得られない場合、費用面を理解したうえで、インプラントで入れ歯を支える方法(インプラントオーバーデンチャー)も推奨されうるとされています(※2)。詳しくは下の入れ歯が外れやすい人へをご覧ください。
3. 食べ物の温度や食感が伝わりにくくなった
上の総入れ歯は、上あごの天井(口蓋)を広く覆います。味そのものは主に舌で感じるため大きくは変わりませんが、熱い・冷たいの感覚や、食べ物が上あごに触れる感じは伝わりにくくなります。「お茶の熱さがわからず、やけどしそうになった」という声もあります。
金属床のように薄く作れる素材を選ぶと、こうした違和感を抑えやすくなります。
4. 抜いたあと、あごの骨がやせていく
歯を抜くと、その歯を支えていた骨は役目を失い、少しずつやせていきます。歯ぐきの土台が低くなると、最初は合っていた入れ歯とのあいだにすき間ができ、外れやすくなったり痛みが出たりします。抜歯後にあごの骨(顎堤)が吸収していくことは、歯科補綴学の分野でも広く知られている現象です(※1)。
これは総入れ歯を使う限りつきあっていく変化です。定期的な調整や裏打ち(内側の作り直し)を前提にしておくと、「最初は良かったのに」という落胆を減らせます。入れ歯が合わなくなる仕組みは、入れ歯が合わない原因で解説しています。
5. 「残せた歯があった」と後から知った
もっとも重い後悔は、これかもしれません。歯周病で揺れている歯でも、歯の頭を落として根だけを残し、その上に入れ歯をかぶせる方法(オーバーデンチャー)があります。
根が1本、2本でも残ると、入れ歯が沈み込みにくくなり、その周りの骨も保たれやすいとされています。日本補綴歯科学会誌の総説でも、根を残すオーバーデンチャーでは、少なくとも残した根のまわりの骨の吸収は抑えられると整理されています。ただし、入れ歯が歯ぐきに直接乗っている部分では吸収が進む可能性もあり、定期的な調整は欠かせません(※1)。将来その根がだめになっても、入れ歯を修理して使い続けられる設計にしておけば、先の心配も小さくできます。全部抜いた後では、この選択肢はもう選べません。
ただし、どんな歯でも残した方がよいわけではありません。歯周病で大きく揺れている歯を無理に残すと、入れ歯がその歯に引っ張られて動いたり、揺れる歯のまわりに炎症が続いて骨がさらに失われたりすることがあります。そうした場合は、思い切って抜歯して総入れ歯にした方が、歯ぐき全体で均等に支えられ、かえって安定するケースもあります。
大切なのは「残すか、抜くか」を一律に決めるのではなく、一本ずつ診断することです。後悔の多くは、その説明がないまま決まってしまうところから生まれます。
6. 歯がない期間の暮らしを想定していなかった
一般的な進め方では、抜歯後に歯ぐきが落ち着くのを待ってから型取りをします。その間、歯のない状態で仕事や人付き合いをこなすことになります。この期間の過ごし方は、総入れ歯で歯がない期間の食事も参考にしてください。
この期間をつくらないために、抜歯の前に型を取っておき、抜いた当日に入れ歯を入れる「即時義歯」という方法があります。
ただし即時義歯は、まだ歯がある状態で型を取り、その模型の上で歯を削り落として、抜いた後の歯ぐきの範囲をおおよそ想定して作ります。歯が残っている状態では、型取りや噛み合わせを決める工程も簡易的にしか行えません。そのため、実際の歯ぐきに合わせて作る通常の入れ歯より精度は低く、あくまで歯がない期間をつなぐための入れ歯です。抜歯後は歯ぐきがやせて形も変わっていくため、調整や裏打ちを重ね、落ち着いたところで改めて最終の入れ歯を作ります。
また、即時義歯はどのようなケースでも行えるわけではありません。残っている歯の本数や位置によっては作ること自体が難しく、ケースを選ぶ方法です。ご自身が対象になるかどうかは、かかりつけの先生とよく相談してください。
「抜いたその日に、ぴったり合う入れ歯が入る」と思っていると、ここでギャップを感じやすくなります。
なお、当院の「1dayデンチャー」は名前が似ていますが、即時義歯とは別の治療です。即時義歯が抜く前の模型から作るのに対し、1dayデンチャーは歯を抜いてから型取りと噛み合わせの工程を行い、作製します。
【症例】「全部抜いてほしい」とご相談に来られた40代女性
実際に当院であった例をご紹介します。
ご相談に来られたときの状況
Aさん(40代・女性)は、フルタイムで働きながら小学生のお子さんを育てていました。子どもの頃の治療で長時間口を開け続けてつらかった経験から、歯科医院がずっと怖く、大人になってからも受診を避けてきたそうです。
一昨年に糖尿病と診断されてから歯周病が急に進み、歯を失っていきました。人と話すときはマスクで口元を隠してやり過ごしてきましたが、2週間後にはお子さんの習い事の合宿が控えていました。初診のカウンセリングでは、「いっそ全部抜いてしまいたい」というお言葉もありました。悪い歯を一本ずつ治療して、そのたびに怖い思いをするくらいなら、という切実なお気持ちだったのだと思います。
一本ずつ診断した結果
検査をすると、上の歯は歯周病が広い範囲に及び、ほとんどの歯が大きく揺れていて、残すことが難しい状態でした。一方、下の歯は上より状態がよく、残せる歯がまだ複数ありました。
そこで、上は総入れ歯、下は歯を残して部分入れ歯とする方針をご提案しました。健康な歯まで抜くと、あごの骨がやせたり、残った歯の負担が増えたりするためです。「全部抜く」のではなく、抜くべき歯は抜き、活かせる歯は活かす。その理由をご説明し、Aさんにも納得していただいたうえで治療に進みました。
治療の流れ
- 糖尿病の主治医に照会し、抜歯して問題ないことを確認
- 笑気ガス(吸入鎮静法)を使い、意識はあるままリラックスした状態で上下の抜歯
- 抜糸の後、下は精密な型取り、上は口を閉じた状態で筋肉の動きまで写し取る型取りと噛み合わせの記録
- 院内に歯科技工士が待機し、その日のうちに人工歯の選定から完成まで
通院は完成まで5回(初診から実質2週間)、その後に装着後の調整を1回行いました。完成日は朝から晩までの一日がかりの処置でしたが、鎮静法を使わずに最後まで処置を受けられています。
その後の経過
装着から約1か月後の調整で、下の入れ歯の当たる部分を調整し、上の総入れ歯は歯ぐきの形の変化に合わせてリライン(内側の作り直し)を行いました。抜歯後は歯ぐきの形が少しずつ変わるため、こうした調整をあらかじめ治療計画に組み込んでいます。治療の経過や期間には個人差があります。
詳しい経過は「[症例]「2週間で何とかしてほしい」部分入れ歯の短期集中治療 40代女性」でご紹介しています。
この症例の治療内容・費用・リスク
- 治療内容:上顎は総入れ歯、下顎は部分入れ歯を短期集中で製作(いずれも自由診療)
- 費用の目安(税込):1dayデンチャー(総義歯)247,500円、部分床義歯の短期集中治療 275,000円。上下で組み合わせる場合は各メニューの合計が目安です。抜歯・歯石除去などの事前処置は別途かかる場合があります。静脈内鎮静法をご希望の場合は別途121,000円です。
- 期間・回数:本症例は通院5回(実質2週間)+装着後の調整。お口の状態により異なり、この期間・回数を保証するものではありません。
- 主なリスク・副作用:抜歯に伴う出血・腫れ・痛み・感染(糖尿病など全身疾患がある方は治りが遅れる可能性)、笑気ガスや静脈内鎮静法による気分不良・頭痛など、装着直後の違和感や話しにくさ、抜歯後の歯ぐきの変化に伴うリラインの必要性があります。
- 保証:当院では、装着後1年以内の修正・リラインは治療費に含めています。
全部抜く前に確かめたい7つのこと
受診の際に、このリストをそのまま持って来ていただいて構いません。ひとつでも曖昧なものがあれば、そこが後悔の種になりやすいところです。
- □ 1本ずつ「なぜ抜く必要があるのか」説明を受けたか
- □ 残せる歯と、抜いた方が入れ歯が安定する歯を、それぞれ説明してもらったか
- □ 上だけ・下だけ・上下のどれが総入れ歯になるのか(特に下あごの見通し)
- □ 歯がない期間はあるのか。即時義歯は作れるのか
- □ 最初の入れ歯(即時義歯・治療用義歯)と、最終的な入れ歯の計画
- □ 保険と自費それぞれの総額と、調整・作り直しの考え方
- □ 入れ歯を実際に試してから最終の形を決められるか
「全部抜く」と「全部残す」のあいだにある選択肢
「総入れ歯か、インプラントか」の二択で考えている方は少なくありません。実際には、そのあいだにいくつもの方法があります。
| 方法 | 歯の扱い | 特徴 | 保険/自費 |
|---|---|---|---|
| 一般的な総入れ歯 | すべて抜く | 外科手術が不要。下あごは安定しにくいことがある | どちらも可 |
| 根を残すオーバーデンチャー | 歯の頭を落とし、根を残す | 入れ歯の沈み込みを抑え、骨を保ちやすいとされる | どちらも可 |
| 磁性アタッチメント(マグネット義歯) | 残した根に磁石の受けを付ける | 磁力で外れにくさを補う | 条件により保険可 |
| テレスコープ義歯 | 残した歯に内冠をかぶせる | 歯が将来抜けても修理して使い続けやすい | 自費 |
| インプラントオーバーデンチャー | 少数のインプラントで入れ歯を支える | 特に下あごの安定に向く。取り外して掃除できる | 自費 |
| オールオン4などの固定式 | すべて抜き、インプラントで固定 | 取り外し不要。手術と費用の負担は大きい | 自費 |
どれが合うかは、残っている歯の状態、骨の量、持病やお薬、ご予算によって変わります。保険適用の可否も、診断内容で変わるため個別にご確認ください。ブリッジやインプラントを含めた比較は、入れ歯・ブリッジ・インプラントを徹底比較をご覧ください。
後悔を減らす進め方:いきなり最終の入れ歯にしない
当院では、全部抜いて総入れ歯にする場合も、いきなり最終の入れ歯を作ることはしません。こんな流れで進めることが多くなります。
| ステップ | 内容 |
|---|---|
| 1. 診査と相談 | レントゲンや口腔内スキャナーで、歯を1本ずつ評価します。残せる根があるかもここで確かめます。 |
| 2. 歯がない期間への備えを決める | お口の状態に応じて、即時義歯が使えるケースか、抜歯後に1dayデンチャーで作製する方が合うかを検討します。即時義歯を使う場合、それはあくまで「つなぎの入れ歯」です。 |
| 3. 治療用の入れ歯で数か月過ごす | 歯ぐきが落ち着くのを待ちながら、噛み方や話し方に慣れ、気になる点を洗い出します。 |
| 4. 最終の入れ歯を作る | 使ってみた感覚をもとに、保険か自費か、金属床や精密入れ歯にするかを選びます。 |
| 5. 定期的に調整する | 骨や歯ぐきの変化に合わせ、裏打ちや噛み合わせを整えます。 |
「使ってみてから決められる」ことが、この進め方のいちばんの利点です。自費の入れ歯を考えている方には、薄さの違いを口の中で比べられる「試着用入れ歯」もご用意しています。期間や通院回数は、お口の状態によって個人差があります。
それでも、総入れ歯が合っている方もいます
ここまで注意点を並べてきましたが、総入れ歯が悪い治療だということではありません。たとえば次のような方には、理にかなった選択になりえます。
- 残っている歯が歯周病で大きく揺れていて、残すと入れ歯が安定しにくい方(抜歯して総入れ歯にした方が、歯ぐき全体で支えられて安定しやすいことがあります)
- 外科手術を避けたい方、持病で手術が難しい方
- 治療を繰り返すより、取り外して洗える管理のしやすさを優先したい方
「総入れ歯にしたい」というお気持ちそのものを、否定する必要はありません。後悔するかどうかを分けるのは、総入れ歯を選んだかどうかより、「他の道も知ったうえで選んだかどうか」だと私たちは考えています。
よくある質問
Q. 「全部抜いてほしい」とお願いしたら、そのとおりにしてもらえますか?
抜歯が適切な歯は抜歯します。一方で、残すことで入れ歯が安定すると判断した歯は、その理由をご説明し、残す方針をご提案することがあります。反対に、大きく揺れていて入れ歯の安定を妨げる歯は、抜歯をおすすめする場合もあります。どちらの場合も、ご納得いただいてから進めます。
Q. 全部の歯を一度に抜くことはできますか?
お口と全身の状態によります。持病や服用中のお薬を確認したうえで、数回に分けるか、まとめて行うかを判断します。ケースによっては、即時義歯や1dayデンチャーと組み合わせて歯がない期間を短くすることもできます。
Q. 総入れ歯は保険で作れますか?
作れます。ただし、使える材料や設計には制限があります。自費との違いは入れ歯の費用・料金表で詳しくまとめています。
Q. 総入れ歯に慣れるまでどのくらいかかりますか?
個人差が大きく、数週間で慣れる方もいれば、数か月かかる方もいます。作って終わりではなく、調整を重ねることが前提の治療です。痛みが出たときの考え方は入れ歯が痛いときの原因と対処をご覧ください。
Q. 抜いた後で、やっぱりインプラントにできますか?
骨の量しだいです。抜いてから年数がたつと骨がやせ、難しくなる場合があります。将来の可能性を残しておきたい方は、抜く前にご相談ください。
Q. 他の歯科で「全部抜くしかない」と言われました。相談だけでもいいですか?
もちろんです。抜く前に別の意見を聞くことは、後悔しないための自然な一歩です。当院の入れ歯専門外来では、無料相談を受け付けています。
まつうら歯科・こども歯科 入れ歯専門外来から
長いあいだ歯医者に行けなかった方も、口の中を見せるのが恥ずかしいと感じている方も、大勢いらっしゃいます。私たちはそのような気持ちを責めることはありません。まずは今のお口の状態を一緒に確かめ、抜く歯と残せる歯を一本ずつご説明するところから始めます。
「全部抜いてください」とご希望される方もいらっしゃいます。そのお気持ちは大切に受け止めます。ただ、歯を残しておくことで入れ歯が安定すると判断した場合は、ご希望をそのままお受けするのではなく、なぜ残した方がよいのかを、レントゲンや模型をお見せしながらご説明します。抜いた歯は二度と戻らないからこそ、歯科医師として責任を持ってお伝えすべきことだと考えているからです。
説明をお聞きになったうえで、残す方針に納得される方も少なくありません。もちろん、最後にどうするかは、十分にご説明したうえで患者さんと一緒に決めていきます。
当院では、1dayデンチャー(抜歯前の模型から作る即時義歯とは別の方法です)や部分入れ歯の短期集中治療、精密入れ歯、試着用入れ歯、口腔内スキャナーを使った型取りなど、一人ひとりの事情に合わせた進め方をご提案しています。治療の期間・費用・仕上がりには個人差があります。
「全部抜くかどうか、まだ決められない」という段階でのご相談も歓迎です。大阪・住吉区のまつうら歯科・こども歯科まで、お気軽にお問い合わせください。
まとめ
総入れ歯で後悔するかどうかを分けるのは、総入れ歯を選んだかどうかではなく、「残す道」や「歯がない期間の過ごし方」まで知ったうえで選んだかどうかです。揺れている歯でも残した方が入れ歯が安定することもあれば、反対に抜いた方が安定することもあります。だからこそ、抜く前に一本ずつ説明を受け、納得してから決めることが大切です。治療の経過や期間、費用には個人差があります。
なお、以下のテーマについてもあわせてご覧いただくと、より具体的なイメージがつかめるかと思います。
- 総入れ歯の種類や費用の基本:総入れ歯とは?種類・費用・保険の違いと、外れにくい総入れ歯の条件
- 長いあいだ歯科医院から足が遠のいていた方の症例:【症例】「10年以上、誰にも見せられなかった」50代女性が即日義歯で人生を取り戻すまで
- 治療期間の目安:入れ歯の製作期間・工程を徹底比較|保険と自費(精密入れ歯)はどこで差がつくのか
- 装着後の慣れ方や日常のお手入れ:入れ歯の使い方完全ガイド|外し方・保管・寿命まで解説
入れ歯無料相談のご案内|大阪入れ歯専門外来
「どの入れ歯が自分に合うのかわからない」
「10年、20年ぶりの歯医者で緊張する」
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そのようなお悩みがある方は、一度状態を確認させてください。
まつうら歯科・こども歯科では、歯科医師30分+歯科技工士30分、計60分の無料相談を行っています。歯科医師と歯科技工士の両方からご説明することで、お口の状態と医学的な視点、そして入れ歯の構造・設計・素材の特徴、両面からより分かりやすくお伝えできます。
無理に治療を進めることはありません。ご相談だけでも大丈夫です。他院で作った入れ歯のご相談も歓迎します。
大阪市住吉区・あびこ駅から徒歩3分。住吉区・東住吉区・阿倍野区・住之江区・堺市・松原市はもちろん、奈良・和歌山・神戸・京都など遠方からもご相談いただいております。
電話:06-6698-6480
またはWEB予約からお申し込みください。
入れ歯の作製・使用にともなう一般的なリスク・副作用
・内容によっては自費(保険適用外)となり、保険診療よりも高額になります。詳細は歯科医師にご確認ください。
・入れ歯を固定するため、患者さまの同意を得てから残存歯を削ったり抜歯したりすることがあります。
・使用直後は、口腔内になじむまで時間がかかることがあります。
・事前に根管治療(神経の処置)や土台(コア)や被せ物(クラウン)の処置が必要となることがあります。
・入れ歯を装着していない時間が長いと、残存歯の傾きや損失、歯槽骨(歯を支える骨)の吸収などが起こることがあります。
・咬合が変化したり、固定源である残存歯が削れたり抜けたりした場合は、入れ歯の調整・修理が必要になることがあります。
・金属を使用する入れ歯では、金属アレルギーを発症することがあります。
・使用方法などにより、破損することがあります。
・シリコン義歯は数年に1度シリコンの張り替えが必要になります。
・定期的な検診・メンテナンスが必要です
参考文献
1、前田芳信、権田知也、髙橋利士、水野遥子「オーバーデンチャーに対する評価の変遷」日本補綴歯科学会誌 6巻3号 223–232頁、2014年
2、兒玉直紀「インプラントオーバーデンチャーの有効性~全部床義歯との比較~」日本補綴歯科学会誌 9巻4号 304–310頁、2017年(日本補綴歯科学会「歯の欠損の補綴歯科診療ガイドライン2008」の記載を引用)
この記事は、まつうら歯科・こども歯科(大阪市住吉区我孫子)の歯科医師が監修しています。個々の症状や治療の適否については、直接ご来院の上ご相談ください。
本症例は患者様の了解を得て、掲載しております。
write:2026.10.11





