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入れ歯の使い方完全ガイド|外し方・保管・寿命まで解説|【まつうら歯科・こども歯科】あびこ駅徒歩3分|大阪市住吉区

入れ歯の使い方完全ガイド|外し方・保管・寿命まで解説

入れ歯の使い方・お手入れ完全ガイド|外し方から寿命まで

 

入れ歯は「作って終わり」ではなく、日々の入れ方・外し方から保管方法、慣らし方まで、正しく付き合っていくことで長持ちし、残っている歯への負担も抑えられます。この記事では、入れ歯を専門に扱う歯科医師の立場から、日常生活でよくいただくご質問をまとめて解説します。

部分入れ歯の入れ方・外し方

部分入れ歯には、残っている歯にひっかける金具(クラスプ)があります。着脱の起点は、必ずこのクラスプです。

入れ方

  1. クラスプを指でつまみ、対応する歯の位置に合わせる
  2. クラスプが歯にしっかりかかったことを確認する
  3. 歯ぐきに乗る部分(義歯床)を指で軽く押し、浮きがないか確認する

外し方

  1. クラスプに爪や指先をかける
  2. 両側にクラスプがある場合は、左右均等にゆっくり動かす(片側だけ引っ張ると変形の原因になります)
  3. クラスプが外れたら、義歯床全体を持って取り出す

途中で噛んで押し込む、無理に引っ張るといった扱い方は、クラスプの変形や破損につながります。慣れるまでは鏡を見ながら、ゆっくり練習することをおすすめします。

総入れ歯の入れ方・外し方

総入れ歯には金具がないため、前歯の部分を起点に着脱します。

入れ方

  1. 前歯の部分を指でつまみ、口の中に入れる
  2. 定位置に収まったら、奥歯の部分を指で軽く押して装着する
  3. 上下総入れ歯の場合は、下顎から先に入れると上顎の噛み合わせを確認しやすくなります

外し方

  1. 前歯の部分を指でつまみ、奥歯側を浮かせるように力を加える
  2. 入れ歯を前後に軽く動かしながら、斜めにして取り出す

就寝時・外出先での保管方法

就寝時は、入れ歯を外して休ませることをおすすめします。これは、歯ぐきや粘膜を休ませるだけでなく、入れ歯自体の清潔を保つためでもあります。

保管する際は、乾燥させないことが重要です。入れ歯の多くはプラスチックを含む素材でできており、乾燥すると変形やひび割れの原因になります。専用の入れ歯保管ケースに水または洗浄液を入れ、その中に浸けて保管してください。入れ歯ケースの選び方については、入れ歯ケースについて解説した記事で詳しく紹介しています。

外出先では、万が一の落下や紛失に備えて、携帯用のケースを持ち歩くと安心です。食事の際に入れ歯を外してナプキンに包んでしまい、そのまま誤って捨ててしまうというトラブりもよく聞かれますので、必ず専用ケースに入れる習慣をつけてください。

入れ歯を飲み込んでしまったら

入れ歯を誤って飲み込んでしまうことは、決して珍しい事故ではありません。消費者庁の報告でも、65歳以上の高齢者による誤飲・誤食事故の中に、部分入れ歯が具体的な事例として挙げられています。特に就寝中や、体調不良で嘔吐反射が弱っているときに起こりやすいとされています。

飲み込んでしまった、または飲み込んだ可能性がある場合は、次の点を確認してください。

  • のどに強い痛みや違和感、息苦しさがあるか
  • 声のかすれや、飲み込みにくさが続いていないか
  • 入れ歯の金具(クラスプ)がある場合、粘膜を傷つけている可能性がある

ここで注意していただきたいのは、無理に吐き出そうとしないことです。日本気管食道科学会によると、義歯のような異物を飲み込んだ際に無理に吐かせようとすると、窒息や誤嚥性肺炎を招くだけでなく、かえって食道を傷つけてしまう場合があるとされています。小さな部分入れ歯であれば自然に排出されることもありますが、金具付きの入れ歯や大きな総入れ歯は、食道や気道に留まってしまう危険があります。症状の有無にかかわらず、飲み込んでしまった可能性がある場合は、自己判断で様子を見たり吐かせようとしたりせず、何を・いつ飲み込んだかを伝えられるようにしたうえで、速やかに医療機関(耳鼻咽喉科・消化器科、または救急外来)を受診してください。

話しにくい・発音しづらいときの慣らし方

入れ歯を初めて使う方や、新しく作り替えた直後は、サ行やタ行の発音がしにくいと感じることがよくあります。これは、舌が入れ歯の厚みや形に慣れていないために起こる一時的な現象です。

慣らし方のコツとして、新聞や本を音読する練習が効果的とされています。声を出す練習を繰り返すことで、舌や頬の筋肉が入れ歯の形を覚え、次第に発音がスムーズになっていきます。多くの場合、数日から数週間程度で慣れていきますが、1ヶ月以上経っても改善しない場合は、入れ歯の厚みや設計に調整の余地がある可能性があるため、歯科医院に相談してください。

入れ歯の寿命の目安

入れ歯の寿命は、素材や使い方、口腔内の変化によって幅がありますが、一般的には3〜5年程度が目安とされています。ただし、これは「壊れるまでの期間」というより、「歯ぐきの形が変化し、適合が悪くなり始める期間」と捉えていただくのが適切です。

歯を支えている歯ぐきや骨は、年月とともに少しずつ痩せていきます。そのため、はじめはぴったり合っていた入れ歯も、数年単位で徐々に浮きやすくなったり、噛みにくくなったりすることがあります。「壊れていないから大丈夫」ではなく、定期的な検診で適合状態を確認することが、快適に使い続けるうえで重要です。

この変化に対応するのが「入れ歯の調整」です。多くの場合、数ヶ月に一度程度の頻度で、歯ぐきの変化に合わせて義歯床の内面を微調整します。調整を怠ったまま違和感を我慢し続けると、合わなくなった入れ歯が残っている歯や歯ぐきに余計な負担をかけてしまうこともあります。入れ歯が合わないと感じる原因については、入れ歯が合わない原因でも詳しく解説しています。

洗浄剤は本当に必要?

「毎日ブラシで磨いていれば、洗浄剤は使わなくてもよいのでは」というご質問もよくいただきます。結論としては、ブラッシングと洗浄剤は役割が異なるため、両方を併用することをおすすめします。ブラッシングでは落としきれない目に見えない細菌や、入れ歯の細かい凹凸に入り込んだ汚れは、洗浄剤の化学的な作用でなければ十分に除去できません。洗浄剤の選び方や使い方については、入れ歯洗浄剤について徹底解説した記事で詳しく解説しています。

自己判断での調整・修理はやめてほしい理由

「入れ歯がきつく感じるから」「クラスプが入りにくいから」と、ご自身でクラスプを曲げたり、やすりで削ったりする方がまれにいらっしゃいますが、これは絶対に避けてください。

入れ歯のクラスプは、歯の形に合わせてミリ単位で精密に設計されています。自己判断で調整すると、変形によってかえって外れやすくなったり、逆に強い力がかかりすぎて残っている歯に負担をかけたりすることがあります。金属床義歯の記事でも触れているとおり、入れ歯にとって重要なのは歪まない剛性ですが、それはあくまで精密な設計・調整があってこそ活きるものです。自己流でクラスプを曲げてしまうと、せっかくの剛性が意図しない形で歯に伝わり、逆効果になりかねません。違和感がある場合は、必ず製作した歯科医院に相談してください。

よくある質問

Q. 入れ歯を洗うのに、歯磨き粉を使ってもいいですか?

 一般的な歯磨き粉は研磨剤が含まれているため、入れ歯の表面に細かい傷をつけてしまうことがあります。入れ歯専用のブラシと洗浄剤の使用をおすすめします。

Q. 入れ歯をつけたまま寝ても大丈夫ですか?

基本的にはおすすめしません。歯ぐきや粘膜を休ませ、清潔を保つためにも、就寝時は外して保管することが望ましいとされています。

Q. 入れ歯が合わなくなってきた気がしますが、まだ壊れていません。作り替える必要がありますか?

壊れていなくても、歯ぐきの変化によって適合が悪くなっている可能性があります。放置すると、合わない入れ歯が残っている歯に負担をかけ続けることにもなりかねません。一度歯科医院で適合状態を確認することをおすすめします。

まとめ

入れ歯は、正しい入れ方・外し方、適切な保管、日々のお手入れによって、快適に長く使い続けることができます。特に、自己判断でのクラスプ調整や、飲み込んでしまった際の放置は避け、少しでも不安があれば歯科医院に相談してください。

まつうら歯科・こども歯科の入れ歯専門外来では、日々の使い方に関するちょっとした疑問から、入れ歯そのものの作り替えのご相談まで幅広く対応しています。大阪での入れ歯の無料相談も行っておりますので、お気軽にご相談ください。

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「どの入れ歯が自分に合うのかわからない」

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そのようなお悩みがある方は、一度状態を確認させてください。

まつうら歯科・こども歯科では、歯科医師30分+歯科技工士30分、計60分の無料相談を行っています。歯科医師と歯科技工士の両方からご説明することで、お口の状態と医学的な視点、そして入れ歯の構造・設計・素材の特徴、両面からより分かりやすくお伝えできます。

無理に治療を進めることはありません。ご相談だけでも大丈夫です。他院で作った入れ歯のご相談も歓迎します。

大阪市住吉区・あびこ駅から徒歩3分。住吉区・東住吉区・阿倍野区・住之江区・堺市・松原市はもちろん、奈良・和歌山・神戸・京都など遠方からもご相談いただいております。

電話:06-6698-6480

またはWEB予約からお申し込みください。

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入れ歯の作製・使用にともなう一般的なリスク・副作用

・内容によっては自費(保険適用外)となり、保険診療よりも高額になります。詳細は歯科医師にご確認ください。
・入れ歯を固定するため、患者さまの同意を得てから残存歯を削ったり抜歯したりすることがあります。
・使用直後は、口腔内になじむまで時間がかかることがあります。
・事前に根管治療(神経の処置)や土台(コア)や被せ物(クラウン)の処置が必要となることがあります。
・入れ歯を装着していない時間が長いと、残存歯の傾きや損失、歯槽骨(歯を支える骨)の吸収などが起こることがあります。
・咬合が変化したり、固定源である残存歯が削れたり抜けたりした場合は、入れ歯の調整・修理が必要になることがあります。
・金属を使用する入れ歯では、金属アレルギーを発症することがあります。・使用方法などにより、破損することがあります。
・シリコン義歯は数年に1度シリコンの張り替えが必要になります。
・定期的な検診・メンテナンスが必要です

この記事は、まつうら歯科・こども歯科(大阪市住吉区我孫子)の歯科医師が監修しています。個々の症状や治療の適否については、直接ご来院の上ご相談ください。

本症例は患者様の了解を得て、掲載しております。

write:2026.9.14

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