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カムデンチャーとは?特徴・費用・他義歯との比較まとめ|【まつうら歯科・こども歯科】あびこ駅徒歩3分|大阪市住吉区

カムデンチャーとは?特徴・費用・他義歯との比較まとめ

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カムデンチャーとは?特徴・費用・他義歯との比較まとめ

カムデンチャー

 

「部分入れ歯のバネが、支えている歯に負担をかけているのでは?」「バネをかけない入れ歯はないの?」——こうした疑問を持つ方に知っていただきたいのが、カムデンチャーです。

一般的な部分入れ歯は、残っている歯に金属のバネ(クラスプ)を引っかけて固定します。しかしこのバネの力が強すぎると、支えている歯に余分な負荷がかかり、歯周病の悪化や歯の動揺につながるリスクがあります。

カムデンチャーは「開閉式カム構造」という特許技術を入れ歯に内蔵することで、バネの締め付け力を極力抑えながら高い保持力を実現した部分入れ歯です。

このページでは、カムデンチャーの仕組み・メリット・デメリット・費用・適応条件・他の入れ歯との比較まで、歯科医師の視点から詳しく解説します。

カムデンチャーとは?仕組みをわかりやすく解説

通常の部分入れ歯との違い

通常の部分入れ歯は、残っている歯に金属のバネ(クラスプ)を引っかけて固定します。バネの弾力で歯をつかむ構造のため、入れ歯が外れにくい一方で、歯に継続的な力がかかり続けます。特に歯周病で歯がすでに弱っている場合や、支えになる歯が少ない場合は、バネの力が歯にとって大きな負担になることがあります。

カム構造とは?

カムデンチャー

カムデンチャーには「開閉式カム構造」と呼ばれる特許技術が入れ歯の中に内蔵されています。入れ歯の側面についた小さなツマミを操作することで、歯のくびれ部分(アンダーカット)にしっかりと引っかかる仕組みです。

つまり、バネで「締め付けて固定する」のではなく、カム機構で「掴んで固定する」というアプローチです。これにより、歯への締め付け力(テンション)を最小限に抑えながら、高い保持力を発揮します。

取り外す際もツマミを操作してカムを解除してから外すため、歯に無理な力がかからない設計になっています。

カムデンチャーのメリット

 

1. 歯への負担が少ない

最大のメリットは、支えている歯への締め付け力を抑えられる点です。通常のバネは歯を常に弾力で押さえつけているため、歯周病や動揺がある歯にとっては大きな負担になります。カムデンチャーはその締め付け力を軽減できるため、残っている歯をできるだけ長く守りたいという方に向いています。

2. 強固な保持力で安定して噛める

カム機構が歯のくびれにしっかりと引っかかるため、片側の小さな部分義歯でも安定した保持力を発揮します。「食事のたびに入れ歯が動く」「噛むと外れる」という悩みの改善が期待できます。

3. バネが外から見えにくい

通常の部分入れ歯は金属のバネが歯の外側から見えることがありますが、カムデンチャーはカム機構が入れ歯の内部に内蔵されているため、バネが目立ちにくい設計になっています。完全に見えないわけではありませんが、通常の金属クラスプよりも審美的な仕上がりが期待できます。

4. 外科処置が不要

インプラントと異なり、顎の骨への手術が不要です。全身疾患があってインプラントの手術が難しい方や、外科処置への抵抗がある方でも検討できます。

5. 比較的短期間で完成

治療の流れは通常の部分入れ歯と同様で、型取り・設計・試適・調整と進みます。通常3〜4回程度の通院で完成するため、治療期間が長くなりにくいのも特徴です。

カムデンチャーのデメリット・注意点

カムデンチャーはメリットの多い義歯ですが、すべての方に適しているわけではありません。導入前に理解しておくべき点を正直にお伝えします。

適応症例が限られる

カムデンチャーが最も効果を発揮するのは、片側の奥歯2本以内程度の欠損です。前歯の欠損や広範囲の欠損には適応が難しく、すべての症例で使えるわけではありません。まず診察で適応かどうかを確認することが必要です。

修理・調整が難しい

特殊なカム構造を採用しているため、破損した場合の修理や細かい調整が通常の入れ歯より難しい場合があります。対応できる歯科医院も限られます。

歯の条件によっては向かないケースも

カムデンチャーは歯にしっかり「掴む」構造のため、支える歯が健康で動揺のない歯であれば問題ありませんが、すでに歯周病で歯が揺れている場合など条件が悪い歯にカムデンチャーをかけると、かえって歯への負担が増すケースもあります。適応条件は歯科医師が口腔内を直接確認してから判断します。

保険適用外(自由診療)

カムデンチャーは自由診療のため、保険の入れ歯よりも費用が高くなります。

カムデンチャーと他の入れ歯の比較

比較項目 通常の部分入れ歯(保険) ノンクラスプデンチャー カムデンチャー インプラント
歯への締め付け あり 比較的少ない 最小限 なし(骨に固定)
保持力 普通 やや低い 高い 非常に高い
審美性 バネが目立つ 高い(金属なし) 比較的良好 高い
外科処置 不要 不要 不要 必要
費用 安い(保険) 中程度(自費) 中程度(自費) 高い(自費)
適応範囲 広い 部分入れ歯全般 限定的 広い
修理のしやすさ 容易 やや難しい 難しい 難しい

ノンクラスプデンチャーとの違い

ノンクラスプデンチャーは金属を一切使わないため見た目が最も自然です。ただし樹脂素材のためたわみやすく、保持力ではカムデンチャーに劣る場合があります。「見た目を最優先したい方」にはノンクラスプデンチャー、「安定して噛めることを優先したい方」にはカムデンチャーが向いている傾向があります。

ノンクラスプデンチャーについて詳しくはこちら

インプラントとの違い

インプラントは顎の骨に人工歯根を埋め込むため保持力は最も高く、歯への負担もありません。ただし外科処置が必要で費用も高くなります。外科処置を避けたい方・費用を抑えたい方で残っている歯に負担をかけたくないという方には、カムデンチャーが現実的な選択肢になります。

当院で取り扱っている入れ歯の種類と費用については、入れ歯治療ページでまとめてご確認いただけます。

治療の流れと費用

治療の流れ

  1. カウンセリング・診査:お口の状態を確認し、カムデンチャーが適応かどうかを診断します
  2. 型取り・設計:カム構造に合わせた精密な型取りを行います
  3. 試適・調整:装着感や噛み合わせを確認し、最終調整を行います
  4. 装着・メンテナンス:完成後、使用感を確認しながら必要に応じて調整します

通常3〜4回程度の通院で完成します。

費用

当院でのカムデンチャーの費用は220,000円(税込)です。自由診療のため保険適用外となります。

カムデンチャーはこんな方に向いています

  • 部分的な奥歯の欠損(片側2本程度)で、安定した入れ歯を求めている方
  • バネが支えている歯への負担を減らしたい方
  • インプラントの外科処置を避けたい方
  • 通常のバネ式入れ歯では不安定さを感じている方
  • 残っている歯をできるだけ長く守りたい方

よくある質問(FAQ)

Q. カムデンチャーはどんな欠損に向いていますか?

片側の奥歯2本以内程度の欠損に最も適しています。前歯の欠損や広範囲の欠損には適応が難しいため、まず診察で確認が必要です。

Q. カムデンチャーの費用はどのくらいですか?

当院では220,000円(税込)です。自由診療のため保険の入れ歯よりも費用が高くなります。

Q. 通常のバネ式入れ歯と使い心地はどう違いますか?

ツマミを操作して装着・取り外しを行う点が通常の入れ歯と異なります。慣れるまでに少し時間が必要ですが、装着時の安定感は高く、食事中に外れる心配が少なくなります。

Q. カムデンチャーは歯に優しいといわれていますが、本当ですか?

通常のバネと比べて締め付け力を抑えられる点では歯に優しい設計です。ただし、支える歯がすでに歯周病で弱っている場合など条件によっては、カムデンチャーでも歯に負担がかかることがあります。適応かどうかは実際にお口の状態を確認してから判断します。

Q. カムデンチャーの修理はできますか?

特殊構造のため通常の入れ歯よりも修理が難しく、対応できる歯科医院が限られます。破損した場合は再製作が必要になるケースもあります。

Q. インプラントとどちらが良いですか?

インプラントは保持力・審美性ともに優れていますが、外科処置と高額な費用が必要です。外科処置を避けたい方や費用を抑えたい方で、かつ残っている歯への負担を減らしたいという方には、カムデンチャーが現実的な選択肢になります。どちらが向いているかはお口の状態によって異なりますので、まずはご相談ください。

まとめ

カムデンチャーは、特許技術のカム構造により歯への締め付け力を抑えながら高い保持力を実現した、特殊構造の部分入れ歯です。残っている歯をできるだけ長く守りながら、しっかり噛めることを重視したい方に向いています。

ただし適応できる症例が限られるため、「自分に合うかどうか」はまず診察で確認することが必要です。カムデンチャーが適応でない場合も、ノンクラスプデンチャーや金属床義歯など他の選択肢をご提案できますので、まずはお気軽にご相談ください。

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入れ歯の作製・使用にともなう一般的なリスク・副作用

・内容によっては自費(保険適用外)となり、保険診療よりも高額になります。詳細は歯科医師にご確認ください。
・入れ歯を固定するため、患者さまの同意を得てから残存歯を削ったり抜歯したりすることがあります。
・使用直後は、口腔内になじむまで時間がかかることがあります。
・事前に根管治療(神経の処置)や土台(コア)や被せ物(クラウン)の処置が必要となることがあります。
・入れ歯を装着していない時間が長いと、残存歯の傾きや損失、歯槽骨(歯を支える骨)の吸収などが起こることがあります。
・咬合が変化したり、固定源である残存歯が削れたり抜けたりした場合は、入れ歯の調整・修理が必要になることがあります。
・金属を使用する入れ歯では、金属アレルギーを発症することがあります。・使用方法などにより、破損することがあります。
・シリコン義歯は数年に1度シリコンの張り替えが必要になります。
・定期的な検診・メンテナンスが必要です

 

この記事は、まつうら歯科・こども歯科(大阪市住吉区我孫子)の歯科医師が監修しています。個々の症状や治療の適否については、直接ご来院の上ご相談ください。

write:2025.7.27

rewrite:2026.4.30

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