
噛める入れ歯
当院では美味しく噛める金属入れ歯を作成するために被圧変位量という概念を取り入れています。主に金属義歯の治療に用いています。

被圧変位量の概念とその重要性
被圧変位量は圧力が加わった際に沈み込む量のことを指し、この変位が入れ歯治療の難しさや痛みの原因となります。歯と歯茎、歯茎の厚みや位置によって、沈み込みが異なるため、個別に考慮して調整しないと痛みや違和感が生じる原因となります。
精密な型取りのステップ
- 個人トレーの作成:患者ごとの歯茎の状態に合わせた型取りを行うため、金属入れ歯の場合、2回の型取りを行います。患者さんの手間は増えてしまいますが、精密でフィット感のある入れ歯作成には欠かせないプロセスです。
- シリコン印象材の使用:従来のピンク色のアルジネート印象材ではなく、シリコン印象材を使用することで、より精密な型取りが可能になります。従来のピンク色のアルジネート印象材よりも硬化時間が長いため、型取りの時間は少し長くなります。しかし、シリコン印象材は細かいディテールまで正確に再現できるため、入れ歯の精度が向上します。
- 選択的加圧印象:個人トレーとシリコン印象材を使い、歯科医師が手圧を加えることにより、患者が噛んだ際の圧力を再現し、歯茎の沈み込みを再現できます。この方法により、噛み合わせに最適な入れ歯が作成でき、痛みを減らし、快適な入れ歯を作成することができます。
入れ歯の痛みの予防処置と快適な入れ歯の作成
- 被圧変位量のコントロール:患者個々の歯茎の状態に応じて沈み込みを義歯作成時に、適切にコントロールすることが重要です。噛んだときの不快感や痛みを防ぎ、快適に使用できる入れ歯を作成できます。これにより、入れ歯治療の満足度が大きく向上します。
- 噛む力のコントロール:患者さんの残っている歯、歯茎の状態に合わせて、噛み合わせ調整をすることで、しっかり噛める入れ歯を装着することができます。
まとめ
- 患者さんごとの入れ歯設計:入れ歯作成において最も重要なのは、患者さんの歯と歯茎の特徴に合わせた入れ歯を設計することです。部分入れ歯であれば、入れ歯の設計だけではなく、残っている歯に対しての設計も重要になってきます。場合によっては、精密な入れ歯を作成するために被せ物をやり返る必要があります。
- シリコン印象材の効果:シリコン印象材を使うことで、精密な型取りが可能になり、患者にとって最適なフィット感を提供することができます。これにより、入れ歯の快適さが大きく向上します。
- 選択的加圧印象:選択的加圧印象を用いることで、患者の噛み合わせに最適な入れ歯を作成し、痛みを最小限に抑えることが可能です。
- 長期的な快適な使用:被圧変位量や精密な材料による型取りを活用することで、患者が長期間快適に入れ歯を使用できるようになります。
入れ歯治療では、患者ごとの歯茎や噛み合わせに合わせた細かな調整が必要であり、それが治療の成功に大きく影響します。
患者さんに合わせた入れ歯を考え、作成し、患者さんが「前より噛めるようになった」とお聞きしたときは、非常に嬉しく思います。
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write:2025.2.20
rewrite:2026.4.16
この記事は、まつうら歯科・こども歯科(大阪市住吉区我孫子)の歯科医師が監修しています。個々の症状や治療の適否については、直接ご来院の上ご相談ください。




