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「乳歯が抜けないとき、どうする?」|【まつうら歯科・こども歯科】あびこ駅徒歩3分|大阪市住吉区

「乳歯が抜けないとき、どうする?」

「乳歯が抜けないとき、どうする?」

お子さんの乳歯がなかなか抜けないと「このままで大丈夫?」と心配になる保護者の方は多いのではないでしょうか。乳歯が自然に抜けるのは成長の一環ですが、永久歯の生え方や噛み合わせに影響を及ぼす場合もあります。

今回は「乳歯が抜けない」理由と、受診が必要なケース、自宅での注意点についてわかりやすくご説明します。


乳歯はいつ抜けるのが普通?

一般的に乳歯は6歳ごろから12歳ごろにかけて順番に抜けていきます。
特に前歯(下の前歯→上の前歯)から抜け始めるのが一般的です。


乳歯が抜けない主な理由

① 永久歯がうまく生えてきていない

永久歯が正しい位置に生えてこないと、乳歯の根が溶けずに抜けないことがあります。
とくに下の前歯が永久歯とずれて生えてきて、乳歯が残るケースはよく見られます。

② 乳歯の根がしっかりしていて自然に抜けにくい

もともと乳歯の根の吸収がゆっくりな子もいます。
この場合、時間がかかっても自然に抜けることもあります。

③ 歯並びや噛み合わせの問題

永久歯がスペース不足で正しい位置に生えられないと、乳歯が残ったままになってしまうことがあります。


放っておいてもいい?受診の目安

放置してもよい場合

  • 乳歯が少しグラグラしている

  • 永久歯が近くまで出てきている

  • お子さんが「気になる」と言っているが痛みはない

このような場合は、しばらく様子を見てもよいケースが多いです。自然に抜けるのを待ちましょう。

受診したほうがいい場合

以下のような場合は歯科医院での確認をおすすめします:

  • 乳歯が全くグラグラしていないのに、後ろから永久歯が見えてきた

  • 永久歯が横や変な角度から生えてきている

  • 乳歯が邪魔で永久歯の位置がずれてきている

  • 痛みや腫れがある

  • 明らかに抜ける時期を過ぎている(例:12歳以降の奥歯が抜けない)


乳歯を無理に抜くのはNG!

家庭で「グラグラしてるから」と糸を使って抜くのは危険です。

  • 根っこが残ってしまう

  • 出血が止まらない

  • 痛みや腫れの原因になる

  • お子さんが歯科治療に恐怖心を持ってしまう

こうしたリスクがあるため、強く引っ張るのは避けましょう


歯科医院での処置方法

受診後、必要であれば以下の処置が行われます:

  • レントゲンで永久歯の位置や成長状態を確認

  • 乳歯の抜歯(簡単な処置で済むことが多い)

  • 永久歯の生え方のフォロー

  • 必要に応じて矯正の相談

無理に抜くより、歯の成長に合わせたタイミングで抜くことが大切です。


まとめ

乳歯が抜けない原因はさまざまですが、「永久歯の位置」や「自然に抜けるかどうか」の見極めが重要です。
以下のポイントを参考にしましょう:

  • 少しグラグラしていれば、自然に抜ける可能性あり

  • 永久歯が変な場所から出てきたら、歯科医院で確認

  • 無理に抜かず、歯科医師の判断を仰ぐのが安全

心配なときは早めにご相談ください。当院では、お子さまの歯の成長を丁寧にサポートしています。

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wrire:2025.7.17

 


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