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【保存版】乳歯と永久歯の見分け方|見た目・色・生え方の違いを徹底解説!
お子さんの歯の生え変わりが始まると、「この歯は乳歯?それとも永久歯?」と迷ってしまう親御さんも多いのではないでしょうか。特に6歳頃から始まるこの変化の時期は、歯の健康管理の面でも非常に大切です。
本記事では、乳歯と永久歯の見分け方について、見た目の特徴や生え変わり時期、さらには注意点などをわかりやすく解説します。初めての方でも安心して読める内容となっているので、ぜひ参考にしてください。
乳歯と永久歯の基本的な違いとは?
まずは、乳歯と永久歯の基本的な違いについて見ていきましょう。
◆ 乳歯の特徴
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生後6ヶ月〜3歳ごろまでに生えそろう
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本数は全部で20本(上下10本ずつ)
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歯の大きさは小さめで、白くて丸みがある
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歯と歯の間にすき間があるのが普通
◆ 永久歯の特徴
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およそ6歳ごろから生え始める
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通常は全部で28本(親知らずを含めると最大32本)
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少し黄みがかった白色で、歯の表面がしっかりしている
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乳歯よりも大きくてがっしりしており、角ばった形状
乳歯と永久歯の見分け方【5つのチェックポイント】
① 歯の色を比較してみる
乳歯はミルク色のような白さで、見た目にも柔らかい印象です。一方、永久歯は象牙質が厚いため少し黄ばんで見えることがあります。隣り合う歯で色の差がある場合、それが見分けるヒントになります。
② 歯の大きさに注目
永久歯は乳歯に比べてひと回り以上大きいのが一般的。特に前歯(中切歯・側切歯)は、生え変わった直後でもすぐにその大きさの違いがわかります。
③ 生えた時期をチェック
6歳前後で生えてくる奥歯(第一大臼歯)は、乳歯の奥に新しく生える永久歯です。これは「6歳臼歯」と呼ばれ、虫歯になりやすいため注意が必要です。
④ すき間の有無
乳歯はあごの成長を見越してすき間が空いていることがあります。逆に永久歯が生えてくると、歯と歯がぴったりと並ぶようになります。ただし、最近のお子様は乳歯でも隙間がない子も増えてきています。
⑤ 歯の形・噛み合わせの面
乳歯は丸みがあり、使われる期間が短いため摩耗が少ないです。永久歯は噛む面がシャープで、歯の溝がはっきりしているのも特徴です。
見分けが難しいときの対処法
お子さんによっては、永久歯が乳歯の裏側から生えてくる「二重歯列(にじゅうしれつ)」になることがあります。この場合、乳歯が自然に抜けないこともあるため、早めに小児歯科を受診することをおすすめします。
また、歯の色や形に異常が見られる場合も、専門医による診断が安心です。定期的な歯科検診を受けることで、トラブルを未然に防ぐことができます。
まとめ|乳歯と永久歯を見分けて正しいケアを
乳歯と永久歯の違いを正しく理解することは、お子さんの歯の健康を守る第一歩です。今回ご紹介した見分け方のポイントをチェックしながら、成長の過程を楽しく見守ってあげましょう。