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仕上げ磨きを嫌がる子どもに対してのアプローチを解説|【まつうら歯科・こども歯科】あびこ駅徒歩3分|大阪市住吉区

仕上げ磨きを嫌がる子どもに対してのアプローチを解説

仕上げ磨きを嫌がる子どもはどうしたらいい?

子どもが歯みがきを嫌がる理由は?

毎日の習慣として大切な「仕上げ磨き」ですが、多くの保護者が「子どもが嫌がってうまくできない」「無理にすると泣いてしまう」と悩んでいます。なぜ子どもは仕上げ磨きを嫌がるのでしょうか。その理由には子どもの発達段階や心理、感覚の特性など、様々な背景があります。

まず第一に考えられるのは、自我の芽生えによる抵抗です。特に1〜3歳ごろの子どもは、自分でやりたいという欲求が強くなり、大人にされることに対して「いや!」と反発するようになります。いわゆるイヤイヤ期です。この時期の子どもにとって、仕上げ磨きは「自分の意志ではないのに他人に口の中を触られる行為」と感じ、嫌悪感を持つのは自然な反応です。

次に考えられるのは感覚の影響です。口の中は非常に敏感な部分です。特に小さな子どもは感覚が過敏なことがあり、歯ブラシの感触や冷たさ、力加減を不快と感じてしまうことがあります。そのため「歯磨き=嫌なこと」と認識され、拒否反応が強くなってしまうのです。

さらに仕上げ磨きの時間はじっとしていなければならず、身体をコントロールすることが難しい年齢の子どもにとっては苦痛に感じることがあります。特に活動的なタイプの子どもは「早く遊びたい」「口を開けていられない」と感じ、結果として「仕上げ磨きを嫌がる」行動になってしまいます。大人にとっては日常の一コマでも、子どもにとっては「自由を奪われる時間」と感じてしまうのです。

 

嫌がる子の仕上げ磨きはどうしたらいい?

子どもが仕上げ磨きを嫌がるのは成長過程における自然な反応です。子どもの気持ちに寄り添いながら成長を見守っていくことが大切です。

まずは仕上げ磨きを「楽しい時間」にかえる工夫を試してみましょう。歌を歌ったり、リズムに合わせて磨いたり、お気に入りキャラクターの歯ブラシを使うなど、遊びの延長にしてみるのが効果的です。「○○ちゃんの歯ピカピカ大作戦!」などとゲームのような声かけをすることで子どもの気分を変えるのもよいでしょう。

次に子どもに「選んでもらう」工夫です。「今すぐ磨く?●●が終わってからやる?」などの子どもが自分で決められるような声かけをすることで、自分の意思を尊重されていると感じ、協力的になりやすくなります。

また、感覚が過敏な場合は歯ブラシの硬さを変えたり、力加減を変えてみてもよいでしょう。歯みがきジェルを使用している場合はジェルの味が気に入らない場合もあるので、子どもと一緒に選ぶのもおすすめです。

それでもどうしても嫌がる日も多いでしょう。短時間でもよいので「できた経験」を重ねることが大切です。「今日は前歯だけ磨こうか」「1本だけ磨いてみよう」などハードルを下げ、成功体験を積み重ねます。終わったあとは「今日は1本できたね!」「がんばったね!」と成功した部分をしっかり褒めてあげることが大切です。

 

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